強訳 -強引な翻訳-

英字新聞の見出しを一つ翻訳する日記

1月6日

The flower language of sasanqua is "overcome difficulties"

気温は低いけれど風が吹いていないおかげで、思ったよりも寒さは感じなかった。
日差しもあるからなおさらかもしれない。女の子が自転車に笑いながら二人乗りしているくらい天気がいい。車を運転している人の中には長袖だけどTシャツの人もいるくらいだ。

こういう日のことをなんていうんだろう。

何か名前が付いていても良さそうな天気だ。気温は低くて空気も冷たいけど、風はなく、日も柔らかく差している、レニー・トリスターノのピアノを弾く姿勢みたいな天気。

道は緩やかな登り坂になっていた。
二人乗りの自転車は、後ろが女の子といえどもやはり人を乗せているのは大変そうで、右に左に揺れていた。なかなか進まないため前の女の子が立って自転車を漕ぎ始めるとスウェットの上から下着のラインが浮き出ていて、今日の日差しがそれを優しく照らしていた。いつのまにか追いかけるように無意識に早歩きになっていたが、ハッと気が付くと霜焼けをあまり気にせず歩いていた。
お、走れる。
小走りになっても大丈夫だった。爪先を地面に軽くトントンと突いても指先はほとんど痛まなかった。12月にあれだけ赤くなっていて痛痒さもあり、なんだったら踵の方も少し色が変わって霜焼けになっていたのに。
これは天気のおかげか女の子のおかげなのかわからないけれど、とにかくもう霜焼けのある冬は終わったということでいいのだろうか。

Wall Street Journal
House adjourns without Speaker after MCcarthy bid fails for third day
(下院はマッカーシーの試みが三日目に失敗した後、議長不在のまま閉会)

坂の上では遠くから来る電車を眺めているおじさんがいた。
電車がまだ近くに来ていないうちから、おじさんは大事な電車に乗り遅れたあとくらい熱心に線路の先を見つめていた。
坂を下った先の生垣には赤い山茶花がたくさん咲いていて、そこにカセットボンベやマスクが刺さっていて前衛アートのようになっていた。

夜のニュースで今日は小寒だと知った。
そうか、今日から寒の入りなのか。
まだまだ寒くなるわけだ。