強訳 -強引な翻訳-

英字新聞の見出しを一つ翻訳する日記

9月2日

今週も土曜は晴れ。

正午ごろ外へ出て駆けた。
そこまで晴れ渡ってるわけじゃなかったが、かえって暑くなくてよかった。
だけどすぐあの胸の詰まった感覚が出て呼吸がなかなかうまく吸えなかった。
何とかペースを下げてトロトロとスローペースで周った後アパートまで戻った。

シャワーで体を洗った後、昼食を食べパソコンの電源を点けた。
するとどうもパソコンの様子がよくなく、keybordの「i」ボタンが打てなくなった。
この「i」もマウスを使ってcopy&pasteで貼ってる状況だ。

使ってるのはNECのノートパソコンで買ってから3年ほど経ってるものだった。
NECの相談センターへ電話を掛けるとなかなか繋がらず、2,30分ほど待ってやっと電話は繋がった。
男のオペレーターで、彼との電話は相当長くなった。
長かった相談を要約すると、keybordは例え簡単な故障でもkeybordすべてのパーツをごそっと替えるので直すのは安くても6万は掛かるとのことだった。
なんなら他が悪ければもっと掛かることもあるとのことだ。
このパソコンは買ってすぐ画面がダメで画面交換だったのだがまた壊れたのか。
こんな早く壊れるものなのかと思ったが電話の彼からすると「使われ方もあるので」とのことだった。
パソコンを使うなんてほぼ動画鑑賞やネット情報を読むとかで、その中でもkeybordを使うのは検索やこのブログを書くことなどで他はそこまで多くはなく、しょっちゅう使ってるとは思えなかった。

電話の彼はそう語ったわけではなかったが「つまらんブログなんて書くからだろ」と思われてるような錯覚があった。

The Japan Tmes
Record shattered as Japan sees hottest summer ever
Japanの夏はこれまでで最も暑くレコードは破られた

結局直すのは断念することとなった。

これはもうやめておけとのお告げなのかも。
ブログを書くことは喜んでやってたのだが、その結果はアクセスなんてほとんどなく、読まれなくなってることがこのブログの評価だろう。

この文も「i」を使わずここまで打ったがなかなか骨の折れる作業だ。
それでもこのブログのパスワードやメールアドレスが「i」を使ってなかったことは幸運だった。
これからもこうやってブログを打つのか。
スマートフォンを持っておらずこの状況ではこれが限度だな。
残念だけど1度ここで納めておこうと思う。

こんな「i」の無くなったブログをこれまで読んでくれた方、深く感謝です。

 



9月1日

目を開いてからもしばらくは動かずにじっと様子を見て、やっぱりなと思った。

窓の外はまだ暗い。
昨晩は早めに寝たのでこうなるだろうなという予感はあり、まさにそうなった。
二度寝もしたい感じが全くなく、しっかり寝た満足感が大きくあった。
むくっと起き上がりトイレで小便をした後、お湯を沸かし珈琲を淹れてゆっくりと飲んだ。

外が少し明るくなってきていて、時計を見ると5時を超えたところだった。

珈琲を飲んだらもうやることが無くなったのでこういう時の為にと、先日洗車したバイクから外しておいた細かい錆びの浮き出たミラーを磨くことにした。

錆取りは頭をほとんど使わずに手を動かしてひたすら擦るだけなのでこういう時にもってこいな作業なのだ。

The Wall Street Journal
Ukraine pierces main Russian defensive line
ウクライナがロシアの主要防衛ラインを突破

ポストに投函されていた適当なチラシを敷き、そこに段ボールの切端を置いてその上でミラーを磨く。
Tシャツの切端にピカールを少量付けてひたすら磨くのだ。
最初錆に引っ掛かる感触があった手応えがゴシゴシと擦っているとスムーズに動くようになった。
さらに磨いているとにぶい銀色だったミラーのくすみが徐々に取れていく。
その分真っ白だった布と手が真っ黒になる。
布を新しくして丁寧に拭き上げるとミラーは輝きを取り戻した。
鏡の面だけでなく裏側でも顔が映り込むくらいに仕上がった。
外は完全に明るくなっていたがそれでも時間はまだ6時前だった。
もう十分今日に対して満足していたが、まだこれから丸一日あるのだ。

真っ黒になった手を洗いながら、今から寝てもまだまだ時間あるな、と思った。

8月31日

晩御飯を食べブログを書く前にとてつもない眠気がきた。

まぁ、ブログなんて書かなくても何にも問題はないのだけれども、9時過ぎに寝ると夜中に起きてしまいそうだったからなんとかもう少し起きていようとした。
それでもコックリコックリと何にもすることができず足をパンと叩いても眠気は治まらなかった。

思い切って外に散歩に出ると軽く風が吹いていて気持ちがよく目は一気に覚めた。
そういえば今日の月はなにかいつもと違うようだと聞いていたので空を眺めると雲が掛かっていた。
それでもやっぱり今日の月はいつもと違うようで、雲を通した朧月にもかかわらず存在感があった。
しばらく歩きながら見上げていると雲の隙間から見事な満月が見えた。
いざ月をじっくり見るといつもと何が違うかはわからなかったけれど奇麗なことは確かだった。
満月なんて一年中見られるが涼しい風と相まって秋の物寂しい雰囲気が感じられた。
今日で8月が終わる寂しさも混ざっているのかもしれない。
とくに何もない8月でもやっぱり何かの終わりはいつもどこか少し寂しさがあるのだ。

The Japan Times
Kishida announces extension of measures to bring gas price down
岸田はガソリン価格の引き下げ政策の延長を発表

部屋に戻ってブログを書くためにパソコンに向かうとやっぱり眠くなってきた。
内容はともかくなんとか書き上げたのでさっさとシャワーを浴びて寝ることにする。

今夜は涼しい風が吹き込んでよく眠れそうな夜だった。

8月30日

朝から少し曇り空だった。

気温はさして変わらない様子だったが日差しはそこまできつくない。
これはチャンスだと思い昼過ぎにバイクを洗うことにした。

バイクにスポンジや洗剤、風呂桶を入れた段ボール箱を積み10分ほど走ったところにあるガソリンスタンドへ向かった。
そこは洗車スペースを広く取っているガソリンスタンドで自動洗車機やコイン式のシャワー、自由に使える拭き上げスペースなどが整備されている大変重宝している場所だった。

今日もたくさんの人が各々の車を洗っていた。
一台のバイクがコイン式のシャワーを勢いよくバイクに当ていた。
やってるな、と横目に見ながら自分のバイクを拭き上げスペースに停めた。
シャワーも気持ちよさそうに見えたが今日は桶で水を掛けながらスポンジでじっくりと洗おうと思っていた。

さっそく水を風呂桶に汲みバイク全体にチョロチョロと掛けながら汚れや砂埃を軽く落とした。
よく見るとあちらこちらに細かい錆が出てきていた。
もっとマメに洗ってあげるべきだなぁと思いながらも結局いつも洗わずに放ったらかしにしてしまうのだった。
スポンジに洗剤を浸み込ませ全体を磨く。
基本的に細かいことを気にしない質でこれ一本で全部洗っていく。
全体が泡にまみれたら上から水を掛ける。
そして水を乾拭きで拭く。

次にスプレー556を使って錆の出たところや金属部分を軽く磨いた。
まぁこれではそう簡単に錆が取れることはなかった。
また研磨剤の入ったもので錆取りをしないといけないなぁ。

ゴシゴシやっていると近くで「兄貴ー、兄貴ー」という声が聞こえた。
ちらっと見るとカップクのいいよく焼けたタンクトップの男性が誰かを呼んでいた。
「おぉ」と歩きながらその男性に向かって歩いていく男がいてその男が「兄貴」であるらしかった。
顔は全然似ていなくてひょっとしたら似てない兄弟か親が再婚したとかワケありの兄弟の可能性もあったが、「兄貴」のイントネーションがドラマとかで聞いたことのある兄弟分的な「兄貴」の言い方に聞こえた。
兄貴は弟のことを「弟」とは呼ばずおい、と呼んでいたのでどういう関係かはわからなかった。
弟はよく笑うヤツで兄貴の車を楽しそうに洗っていた。
兄貴が弟に「お前、自分の車は洗わねーの?」と尋ねると「俺はもう今週2回くらい洗ったんで」と笑っていた。
弟はマメなタイプらしく毎日か2日に一度くらい車を洗っているようだった。

The Japan Times
Expert team reports on decades of sexual abuse by Johnny Kitagawa
専門家チームがジャニー喜多川による数十年の性的虐待を報告

バイクのチェーンを洗い油を差してタイヤに空気を入れ終わったところで今日の作業を終わることにした。
道具を片付けヘルメットを被りエンジンを掛けた。

兄弟たちも洗車は終わったようで弟が暑かったのかタンクトップを胸のあたりまで捲り上げていた。
相変わらず笑っていてよく焼けた太鼓腹が剥き出しになって揺れていた。

それなりに奇麗になったバイクで走るのはやっぱり気分がよかった。
アパートに戻り先日最後だと思っていたアイス珈琲を作ってゴクゴクと飲んだ。

いったいいつまで夏なのかはわからないけれど、まだ当分アイス珈琲は美味しく飲めそうだった。

8月29日

9月もまだまだ暑いという報道もあるけれど、体感的にはだいぶ涼しくなったような気がする。
外を歩くとエアコンの音は相変わらず賑やかに鳴り響いているが、一方で蝉の声はすっかり聞こえなくなってしまった。
近くにはひぐらしもいないようで少し残念な心持ちだった。

夕方ふらっとホームセンターに立ち寄った。
何か買う物あったかなぁと歩いていると、ゴキブリ用の殺虫剤が売られていた。
そういえば買おう買おうと思いながらまだ買っていなかった。
この夏ゴキブリを見たのは四回くらいだと思う。
最初の二回は捕らえたがあとの二回は相手のが上手で素早く洗面台の裏側に逃げられていた。
でもそれもとやかく言うほどではなく、夏もだいぶ終わりかけているからまぁいいやという気になっていた。
夏なんてまたきっと来年もやってくるだろう。
その時に考えたらいいのだ。

The Japan Times
'Forever chemicals' from U.S. base in Tokyo fueling residents' fears
東京にある米軍基地からの「永遠の化学物質」が住民の不安を煽る

材木コーナーを見ていると木材の端材の中に1㎝ほどの厚みのべニア板の切端が80円で売られていた。
土を捏ねて置いておくのにぴったりの大きさの板だった。
ラッキーと思い2枚手に入れ、さらに細い針金も一緒に買った。
針金は粘土を切ったりするのに使用するためだ。

お金を払い鞄に詰め込んで帰り道を歩いた。
思わぬ収穫で気分も高揚していた。
これでいいモノが作れるようになるという期待感があった。

空にはすでに月が出ていた。
はしっこが少し欠けていたけれど、それでもとても明るい月だった。

8月28日

夜中に原因不明の空腹に襲われた。

寝る準備をして布団に横になってもなかなか寝付けず、ノートパソコンで動画をダラダラ見ていた。
いつまでたっても眠気が来ないので寝るのを諦めた。
寝よう寝ようとしても寝付けないことはわかっている。
思い切って投げ出すことも時には大事なことだった。

そのまま起きていると今度は徐々にお腹の方に意識がいきだした。
あぁ、お腹が空いたなぁ、そう思っているとどんどんお腹が空いて仕方がなくなってきた。
晩御飯はしっかりご飯一合とおかずや味噌汁も食べたはずだった。
ぐっと我慢していたが、空腹で手が少し震えだしてきた。
かぼちゃの煮物もまだ冷蔵庫にはあったが、これはかぼちゃでは済まないなというのが感覚的に分かった。

これはもうホットケーキを解禁するしかない。
いてもたってもいられずホットケーキを作ることにした。
三か月振りくらいだろうか。

冷蔵庫を開けると運よく賞味期限が切れた卵が一つだけ残っていた。

The Japan Times
More tests show radiation levels of Fukushima seawater remain below limits
さらなるテストは福島県の海水の放射線レベルが上限値を下回っていると表す

震える手で卵を割り砂糖とよく混ぜる。
小麦粉、重曹を振るって混ぜ粘度を見ながら牛乳代わりの水を入れた。
そこに油とバニラビーンズを溶かしたウォッカを混ぜてフライパンで弱火でじっくり焼いた。
空腹時の弱火はとても頼りない。
焼けるのが待ちきれず、思わずホットケーキの端を切り口に放り込んだ。
あぁ、甘くておいしい。
一口食べると手の震えも収まりなんとか落ち着いた。
焼き上がったホットケーキをガツガツと食べた。
久しぶりなので焼き加減は不完全だったかもしれないけれど、結構おいしく食べてしまった。
時計を見ると夜中の1時半を超えていた。

使った食器をさっと洗い、そのまますぐ布団に入ると何も考えることもなくスンと寝てしまった。

8月27日

今日はなかなかやる気が出なかった。

朝は普通に起きられた。
溜まっていたものを洗濯をし、洗濯した衣類を干し、バジルに水をやった。
ここまではなんとかこなしたのだが、次に何をやるでもなくダラダラと過ごしてしまった。

そして何もしてない間に昼になっていた。
昼ごはんには買ったまま使っていないかぼちゃがあったのでそれを煮物にした。
かぼちゃの煮物はおいしい。
作るのも簡単で切るのにちょっと皮が堅いけれど、いい包丁を買ってからはそれもそんなに難しい作業ではなくなっていた。
それと甘長とうがらしを焼いて出汁醤油と鰹節を振ったものでご飯を食べた。

食べた後は洗い物もせずに横になって昼寝をした。
だいぶ涼しくなってきているから昼寝をしてもあまり寝汗をかかなくなっていた。

目が覚めると2時間くらい経っていて、あぁ、このままだと何にもしないことになるなぁ、と思いながらも掃除をやる気にはなれなかった。
何とか土くらいは触っておこうと四角い小鉢みたいな物を2つだけ作った。
こういう時は角とか直線の明確なカタチのあるモノの方が機械的に作れていい。

The New York Times
Vivek Ramaswamy, the millennial, has a lot to say about his generation
ミレニアル世代のヴィヴェク・ラマスワミは彼の世代について言いたいことがたくさんある

そんなに複雑なカタチではなかったはずなのに2時間近くも時間がかかっていた。
電気を点けずに作っていたからまだ夕方5時前なのに少し薄暗い。
小腹が減ったので昼間に作ったかぼちゃの煮物を食べた。
かぼちゃの煮物はおかずにもいいけれど、おやつとしても甘くておいしかった。
珈琲のブラックにも意外とよく合う。

かぼちゃを食べたら暗くなる前にトイレ掃除だけはしておこう。