強訳 -強引な翻訳-

英字新聞の見出しを一つ翻訳する日記

11月9日

今日もよく晴れていて、ここのところ連日の晴れ続きだ。シャツ姿で歩いていても全然寒くなく、気温ももう11月だというのにとても暖かな日が続いている。先週もそう思っていたし、先々週もそう感じていた。
秋は、女心と秋の空、みたいにコロコロ変わるものといわれているけれど、自分にとっての秋はオータニの笑顔のようにさわやかでイチローのグラブ捌きみたいに落ち着いている。小春日和なんて表現されるのも、春よりも秋のほうがよほど安定して暖かだと思うし、個人的には秋のほうがとても好みだ。
まぁ一方で女心の方はよくわからないし、さらにいえば小春なんて人は全く知らない。

駅に向かって歩いていると一緒に多くの人たちが歩いていて、心なしか足取りが重い。多くの人がマスクをしっかりとしているからそう見えるのかもしれない。マスクをして顔が見えないとなんだか少し不気味に見えるし、服だけだとこの時期の色味は総じて暗くなりがちなのだ。それが秋の欠点でもある。でも中にはまだ半袖半ズボンの元気な子どももいるし、「私が小春です」と紹介されても、あぁ、この人が小春なんだなと納得してしまいそうな人も歩いていた。
駅に着くと駅前のロータリーや木々にはまだ11月だというのに早くもイルミネーションの準備がされていた。
つい先日までハロウィンの雰囲気だったのにもう冬というか年末というか、クリスマスの雰囲気が出てきていた。そしてクリスマスが終わり、年を越すと次はバレンタインだとかになっていく。おっと、それまでにボジョレー・ヌーボーとかもある。
世の中はカタカナが好きだ。

世の中のすべてがそうではないと言われたら、そうだと思う。でも社会というものはみんなが知らない間に集められたそういう総意でできている。

そういえばバイデンはコロコロ変わるアメリカ社会の総意をうまく掴めたのだろうか。

The New York Times
No sings of 'red wave' that republicans expected
共和党が思っていたような「赤い波」の兆しはない)

当初の予想されていたほどの差はなく、まだまだ拮抗していて、どうなるかわからないような状態みたいだ。
でもどちらにしても、少なくともバイデンには妻のジル夫人がいて、自分より女心がわかるということは確かだ。