強訳 -強引な翻訳-

英字新聞の見出しを一つ翻訳する日記

9月1日

目を開いてからもしばらくは動かずにじっと様子を見て、やっぱりなと思った。

窓の外はまだ暗い。
昨晩は早めに寝たのでこうなるだろうなという予感はあり、まさにそうなった。
二度寝もしたい感じが全くなく、しっかり寝た満足感が大きくあった。
むくっと起き上がりトイレで小便をした後、お湯を沸かし珈琲を淹れてゆっくりと飲んだ。

外が少し明るくなってきていて、時計を見ると5時を超えたところだった。

珈琲を飲んだらもうやることが無くなったのでこういう時の為にと、先日洗車したバイクから外しておいた細かい錆びの浮き出たミラーを磨くことにした。

錆取りは頭をほとんど使わずに手を動かしてひたすら擦るだけなのでこういう時にもってこいな作業なのだ。

The Wall Street Journal
Ukraine pierces main Russian defensive line
ウクライナがロシアの主要防衛ラインを突破

ポストに投函されていた適当なチラシを敷き、そこに段ボールの切端を置いてその上でミラーを磨く。
Tシャツの切端にピカールを少量付けてひたすら磨くのだ。
最初錆に引っ掛かる感触があった手応えがゴシゴシと擦っているとスムーズに動くようになった。
さらに磨いているとにぶい銀色だったミラーのくすみが徐々に取れていく。
その分真っ白だった布と手が真っ黒になる。
布を新しくして丁寧に拭き上げるとミラーは輝きを取り戻した。
鏡の面だけでなく裏側でも顔が映り込むくらいに仕上がった。
外は完全に明るくなっていたがそれでも時間はまだ6時前だった。
もう十分今日に対して満足していたが、まだこれから丸一日あるのだ。

真っ黒になった手を洗いながら、今から寝てもまだまだ時間あるな、と思った。