強訳 -強引な翻訳-

英字新聞の見出しを一つ翻訳する日記

11月8日

5日前から麻婆茄子に決めていた。
5日前にスーパーへ行ったとき、茄子が袋にたくさん入れられて198円でお得に売られていたのだ。
こんなにたくさん使いきれるか、と思ったが南蛮漬けやらスパゲティーやらお味噌汁やら、そして麻婆茄子やら、茄子の使い道はいくらでもあり、そのどれもがもれなく美味しい。だから何とでもなると思って買った。
そして、南蛮漬けとペペロンチーノ、お味噌汁はちゃんと作ってちゃんと美味しかった。でもまだ茄子は残っていて、そしてもう5日も経つからそろそろ使ってしまわないと少しずつくたびれてきている。

だから今日は麻婆茄子を作ると決めてから、豚のひき肉を買いにスーパーに行った。
入口を入るとすぐに野菜が売られていて、そばに大きな文字の値札が立ててあった。
見てみると赤い文字で小松菜87円と書かれている。他にも水菜も87円だとかバナナ一房98円とか、全体的に安くなっているように感じられた。

魚のコーナーに回ってみると鯵が半額だとか牡蠣の剥き身も半額、びんちょうまぐろのタタキも半額になっている。

今日は麻婆茄子を作ると決めていたのに。なぜか作るものが決まっているときに限ってこういう誘惑があるのだ。

お肉のコーナーに行って豚のひき肉を探してみると、豚のひき肉は平然とした顔つきでいつも通りの値段で並んでいた。
でもいつもと同じ豚のひき肉もどういうわけか残りあと一パックしか残っていなかった。
慌てて最後の一つを買い物カゴに入れた。なんと他の人たちも安くなっているものに目もくれず、麻婆茄子を作るようだった。

安心してレジで会計を済ませて店を後にした。
さぁ、帰ってジャッジャと麻婆茄子を作ろう。
それにしても今日は平日だというのに、お店もそうだけれど、お客もなんだか熱を帯びていたようにみえた。
何だったんだろうとしばらく考えていると、あぁそうか、と思い出した。
今日見た新聞の一面にこんなことが書いてあった。

The Wasington Post

Voters are set to decide control of congress 
(議会の舵を握るのは有権者だ)

今日は中間選挙か。

どうりで活気があるわけだ。