強訳 -強引な翻訳-

英字新聞の見出しを一つ翻訳する日記

7月15日

8時半過ぎに目が覚めた。

今日は9時から12時までのどこかで部屋のインターホンの交換に来るという達しがあった。
その間のいつ来るかはわからないので本日のランニングは無理かもしれないなと考えていた。

以前からインターホンが鳴ると誰でも応じる癖があって、ここに越してからでも訪問業者がよく来ていて「新しくインターネットの回線を引いたので調べに来ました」ということで扉を開けると、結局インターネットの契約の営業で毎度断るというやり取りが1年ほどの間にすでに5,6回あった。
それが今回のインターホンの交換でモニター付きになるということで、少しは回避できるかもしれない。

今日は早く起きて少し部屋を整えておこうと思っていたのに、つい寝すぎてしまった。
まぁどのタイミングで来るかもわからず、ひょっとしたら11時とか12時になるかもしれないのでとりあえず珈琲を淹れて目を覚ますことにした。
お湯を沸かしている間に布団だけはたたみ床の面積を少しだけ広げておいた。
床の面積は豊かさの印で、広ければ広いほどいいのだ。
お湯が沸いたので珈琲を淹れて飲みながら、ちょこちょこ床をフローリング用のウェットシートで拭いて落ちている陰毛をなるべく掃除をしておいた。
するとまだ珈琲を飲み終わらないうちにピンポンとインターホンが鳴った。
時計を見るとまだ9時半にもなっていなかった。
玄関を開けると「おはようございます、インターホンの交換に伺いました、大丈夫ですか?」と作業着を着た男性が立っていた。
あ、大丈夫ですよ、と中に入ってもらった。
「ありがとうございます、20分くらいで作業は終わりますから」
そう言って男性はテキパキと作業前の写真を撮り、早速インターホンを外しに掛かった。
ブレーカー落とさなくて大丈夫ですか?と言うと「大丈夫です、慣れてますから」とプロフェッショナルは答えた。
すいません余計な事を、と言うと「いえ、ホントは切ったほうがいいんですよ、ありがとうございます」と手を動かしながら男性は言った。
早かったですね、ここが最初ですか?と尋ねると「今二件目ですね、何件かお留守みたいで返事がなかったんです」、そうなんですね大変ですね、「いえ、いつものことですから、慣れてますから」と少し会話をしながらその間にすっかり新しいインターホンは取り付けられていた。
「では外の機械も取り換えてきます」と言って男性は扉を開いて出て行った。

The Japan Times
Energy diplomacy kicks into high gear as Kishida heads to Middle East
岸田が中東へ向かいエネルギー外交が本格化する

しばらくガチャガチャと音がした後「取り付け終わりました」と言って入ってくると男性は説明書を渡し簡単な取り扱い方を説明してくれた。
説明を受けているとピンポーンと聞き慣れない新しい音が鳴りインターホンの画面を見ると知らない中年の男が映っていた。
「これはうちの者です。外からの訪問者がいたらこんな感じで映りますんで」と一通り説明をして「それではこれで終わります」といって男性は帰っていった。
時計を見るとまだ10時にもなっていなかった。
プロの作業は迅速でサッと終わらしてしまった。

しばらくインターホンを眺め余韻に浸った後、やりかけていた掃除を済まし、昼食用の冷製スパゲティーのトマトを湯剥きし、刻んだにんにく、オリーブオイル、塩コショウを混ぜ冷蔵庫に入れた。
しっかりランニングの時間が取れたので走りに行くことにした。
洗面所で顔を洗おうと鏡を見た。

あ。

両方の目にザラメみたいな目ヤニががっちりこびり付いていた。