強訳 -強引な翻訳-

英字新聞の見出しを一つ翻訳する日記

6月17日

たいした用事がなくてもつい見てしまうのが天気予報で、いつものように見ていると日の出と月の出の時刻が同じような時刻を示していることに気が付いた。

月齢カレンダーで詳しく調べるとどうやら明日が新月のようだった。
新月というと味噌を仕込む日だ。
前回味噌を仕込んだのがちょうど半年前の12月の新月の日だった。
その仕込んだ味噌も他に味噌の手持ちがないので早々に使い始めていて、もう三分の一くらいは食べてしまったと思う。
偶然とはいえ今日気付けたのはラッキーだった。
今日のうちに大豆と麹をそろえておけば明日味噌を漬けることができる。
昼からさっそく買いに行くことにした。

一時間ほど歩いたところに野菜の直売所があるのでそこに買いに行くことにした。
今日の直売所はとても賑やかで、何かイベントでも行われているのか誰かの歌声が外まで響いていた。
中に入ると建物の真ん中のほうで中年の男女の二人組がマイクを持って、おしゃべりしたり歌を歌っていた。
だけどそれ以外には何がいつもと違うのかはあまりよくわからない。
何のイベントなのだろうか。
歌っている人の前には4,5人の人がリズムに乗って歌を聴いていた。
前にテレビで野菜や家畜に音楽を聴かせて育てる、というのを見たことがあったがそれに近いものを行っているのかもしれない。
歌声に合わせて手でリズムをとりながら、いろいろな野菜を見て回る。
お目当ての大豆と麹はすぐに見つかった。
ついでに明日大豆を炊く間に梅酒も仕込もうと梅を探したけれど、それは売っていなかった。
しまった、時期を逃してしまったか。
梅をあきらめて他にはきゅうりと玉ねぎ、にんにく,生姜を買った。
麹は冷えていたので氷を貰おうと尋ねると、あいにく氷は全部なくなってしまったとのことだった。
どうやらイベントは盛況だったみたいだ。
やっぱり歌の力は強い。

帰りに他の店で梅を買って帰ろうと思ったが、麹の温度が上がってもよくなさそうなので急いで戻ることにした。

急ぎ足で戻ってくるとアパートの近くの家の前にパトカーが来ており、二人の警察官とその家の住人らしき人が「駐車禁止」と書かれた看板を持って、何やら話し込んでいた。
それを横目でちらっと見て部屋に入ると、すぐに麹を冷蔵庫にしまった。

The Japan Times
Why Kishida hasn't decided to call a snap election - yet
岸田が未だ解散総選挙を決断しないワケ

汗を拭いてコップ一杯の水を飲むと大豆をささっと洗って水に浸けた。
今のうちに浸けておけば、明日は朝から味噌作りができる。
そうしてから梅を買いにまた外に出た。

パトカーはすでにいなくなっていて、代わりに猫がくつろいでいる。
スーパーに着くと入り口の近くで梅がたくさん売られていて一安心した。
そこは量り売りしてくれるところで、店員さんに梅を1㎏頼むと「はい、ちょっと多めに入れておきました」とずっしりとした梅を入れた袋を渡してくれた。
魚売り場でメバルが半額になっていてそれもついでに買うことにした。
安くなった魚に相変わらず目がない。

店を出て家に戻るとアパートへの直線の道をゆっくりと走るパトカーとすれ違った。
それを見送りながら帰ったらメバルの煮付けを作ろうと考えていた。