強訳 -強引な翻訳-

英字新聞の見出しを一つ翻訳する日記

1月14日

If a dog walks, it will hit a plum stick

たまたま花屋の前を通りがかったら、白梅の切り花が店先に並んでいた。
ひょっとして蝋梅も売っているんじゃあないかと淡い期待を込めて、思い切って店に入ってみた。

お店はそんなに大きな売り場ではなかったが様々な花が並べられていた。
中には榊や松、南天など和風なものもあったのでこれは蠟梅もあるのではと思って見回してみた。だけどやっぱりどこを見ても蝋梅は置いていなかった。
店員さんに尋ねてみようと思ったけれど、店員さんが花を束ねて何かブーケを作っていたので声をかけるのをちょっと待ってその作る様子を眺めていた。
すると目線が気になったのか「何かお探しですか?」と向こうから尋ねてくれた。
蝋梅は置いてありますか、と聞くと「蝋梅は置いてないですね」と返事が返ってきた。今置いてないだけですか、とさらに聞くと「時期的には今なんですけど、入れてないんですよ」ということだった。そのうちに入ってくることもないらしく、注文すれば入荷できるが割高になるとのことだった。「花も綺麗ですし、いい香りですよね」と店員さんは言いながら花束を作るのにいくつかの花を見比べていた。「どこかこの辺りで咲いてないですかね」と言われたので、いろいろ気にして歩いているのですけど全然見ないですね、と答えた。
せっかくだから白梅でも買っていこうと、あの白梅はこれから咲くんですか、と尋ねると「はい、これから咲くやつですよ」と店員さんは言った。じゃあ白梅貰えますか、と言うと「どれがいいですかね」と作りかけの花を手に持ったまま白梅のところまで見に来てくれた。
「うーん、ちょっとまだどれもあんまり蕾が出てないですね。もしよかったらこちらに一本10円で切った枝先のがあるのでそれどうですか」と言われたので見に行ってみると40cmくらいの長さに切られた白梅の枝がバケツに浸けられていた。「これなんか蕾も付いてきていますし、うまくいけば咲くと思いますよ」と言って5本並べてくれた。
じゃあそれ5本ともお願いします、と全部買うことにした。「ありがとうございます、生けるときに水切りしたほうが長持ちしますので」と言いながら5本をまとめて紙で巻いてくれた。

CBS News
About 20 Biden documents known to be marked classified, source says
(約20ものバイデン文書が機密扱いされていることが知られている、と情報筋は語った)

店を出て歩く自分の手には花束みたいに紙で巻かれた白梅の枝があった。
それは何かとてもいい感じだった。
大きな駐車場を通って歩道に出たところにすぐ横断歩道があり、そこにいた警備員が赤く光った誘導灯を大きく振って車を止めてくれた。
警備員の持つ誘導灯もまたいい感じだった。