強訳 -強引な翻訳-

英字新聞の見出しを一つ翻訳する日記

7月6日

結局雨は昨日一日で終わってしまった。

今日はいつも通りの晴天で気温も上昇。
街を歩く人たちの中には小さい扇風機を片手に持っている人もちらほらいた。
扇風機までとは言わなくても、タオルやうちわ、冷たい飲み物などをみんなそれぞれに持っていて夏の準備はできているようだった。
その中にタピオカ系の飲み物を飲んでいる女子高生がいて思わず見てしまった。
あのストロー、アイリッシュ音楽に出てくる笛の太さと同じくらいじゃあないのか。
そう思って見ているとますます笛に見えてきた。
飲み終わったらそのまま捨てるんだろうなぁと思うと、思わず欲しくなってしまった。
別にいやらしい意味じゃなくて、女子高生の飲み終わったヤツじゃなくてもいいけれど、あのストローを使えばいい感じで吹いてる感が出るんじゃないだろうか。
でも頼んでもさすがに貰えないんだろうな。

今日は梅酒を仕込んでちょうど一か月になる。
そこでちょっとだけ試飲してみることにした。
一か月経つのはブランデーの方で、ブランデーは糖分が多いから早くできるということらしい。
瓶から梅酒をすくいグラスに注いでストレートでちびりと飲んだ。
おぉ、いい感じに梅の香りがする。
仕込みの氷砂糖は半分にしたけれど、十分に甘みがあっておいしかった。
コクみたいなものはまだ出てきていないけれど、ブランデーがそれを補っていい塩梅だ。
もう一月もせずに梅雨も明けるだろうから、その頃にはさらにいい感じに仕上がりそうだ。

The New York Times
Biden says he is 'anxiously' waiting for Sweden to join NATO
バイデンはスウェーデンNATO加盟を「切望して」待っている、と語った

口もいい感じに出来上がったところでウイスキーと炭酸水でいつものようにいただいた。
飲んで気分がよかったので、アイリッシュ音楽のkesh jigという曲の笛の吹き方動画を見た。
この際吹き方を習得してやろうという構えだった。
聴いているときに感じていたが、アイリッシュ音楽は耳心地のいい短いフレーズを何回も繰り返しているので、メロディー自体は難しくなかった。
しかし、しかしだ。
アイリッシュ音楽の肝といえるのがそのスピード感で、それがすこぶる速いのだ。
やってみると聴いている時以上にめちゃくちゃ速い。
正確に指なんて動かせるわけないし、リズムに合わせて指をでたらめに動かすだけでも大変だった。
これを指だけでも吹けるようになるには何年かかるのだろう。
リズムを目の当たりにして愕然として、そっと割り箸を置いた。
これは無理だ。
早々に弱音を吐いた。

あの女子高生のタピオカストローさえあればもう少しだけでもがんばれたのかもな。