強訳 -強引な翻訳-

英字新聞の見出しを一つ翻訳する日記

7月22日

いつの間にか梅雨が終わり、そして夏が来た。

といっても梅雨の間も雨はほとんど降らなかったからそんなに変わったことなんてなくて、世の中はすっかりボーダレスになっていた。

梅雨が終わったのだから当然雨は降らず、土曜恒例のランニングをすることにした。
こうなるだろうとは予想していたから実は準備もちゃんとしていた。
昨日ホームセンターへコンバットを買いに行ったところインナーシャツが売っていて、それが冷感速乾の優れものらしく値段も1200円だったから即断即決し現金即金で購入をしたのだ。
ちなみにその時はインナーシャツを買ったからコンバットは見送ることにした。

正午まえにそれを着て走りに出た。
化学繊維は肌触りが少しチクチクしてそれがちょっと気になった。
1時間ほど走ったが、真昼間のせいか走っている人は全然いなくて犬の散歩している2,3人くらいとすれ違っただけだけれど、今後も気兼ねなく走れると思えばまぁ良かった。

夕方になり晩御飯の買い出しに出かけると、通りには車が渋滞していて店の駐車場に入りきれない車が道まで溢れていた。
店に入る前に紳士然としてマスクを取り出そうとポケットに手を突っ込んだ。
あれ、マスクがない。
家を出る前にポケットに入れてきたはずなのに、右のポケットにも左のポケットにもマスクは入ってなかった。

The Wall Street Journal
Trump's classified documents trial set for May 2024
トランプの機密文書裁判が2024年5月に予定された

マスクなしで店に入ったがやっぱり着けている人はまだまだ多く、7割ぐらいマスクしている人がいる感覚だった。
それでも周りは他人が着けているとかいないとかはあまり気にしていないのだろうなぁとも思えて意外と快適に買い物ができた。

滞りなく買い物を済ませ店を出るとさっきまで晴れていたはずなのに雨が降っていた。
梅雨のあいだ雨なんてほとんど降っていなかったのに。
準備していることはそうでもなかったり準備していないことはこうなったり、往々にしてそういうものなのだなぁと思いながら雨の帰り道を小走りで駆けていると、先の方に白いマスクが落ちているのが目に入った。
久々に偶然会った知り合いみたいにぎこちなく拾い上げた。

マスクは雨を含んでしっとりと濡れていた。