強訳 -強引な翻訳-

英字新聞の見出しを一つ翻訳する日記

7月19日

一年振りにゴキブリを見た。

昨年引っ越してから6月ごろに2度連続してゴキブリを見た。
すぐにコンバットを買ってきて、いくつかの角に設置したらピタリと出てこなくなった。
以前のアパートでは立て続けにゴキブリが出てきて、何匹殺したかわからない。
夜中に電気も点けずに小便をしに便所に入ったら、そこにいたゴキブリを知らずに踏んづけてしまったこともあった。
それがここではコンバットを置いただけで出てこなくなったから安心していた。
今年に入ってからはそろそろコンバットを新しくしないとなぁと思いながらもなぁなぁにしてしまっていた。
一度まぐれでKO勝ちをしたイケイケのボクサーみたいにガードを下げて舐めていたかもしれない。

その間隙を突いて一年振りに現れたのだった。
すぐにそのへんにあった行政の広報誌を丸めて思いっきりゴキブリを叩いた。
パーン、という乾いた音が部屋に響いた。
その音は隣りにも聞こえるくらいの大きな音だった。

The Japan Times
Carlos Ghosn vows to fight allegations but won't return to Japan
カルロス・ゴーンは申し立てと戦うことを誓うが、日本に戻ることはない

そもそもなんでゴキブリを反射的に殺してしまうのだろう。
どんな悪さをしているのかも知らないのに、咄嗟に生かしておいてはいけないと思ってしまう。
そこには一切躊躇がない。
血を吸う蚊でさえも面倒な時は放っておくというのに。
自分にもそういう残酷な面があるというのを定期的に思い出させるために存在しているのだろうか。

とりあえずまた近いうちに新しいコンバットを買ってこないといけないな。
まぁそんなもの置いてもアパートなんて隣りからとかいくらでも入ってこられる余地はあるんだけれど。

今のゴキブリ、ひょっとして隣りのペットとかいうパターンはないだろうか。
不意に以前見たテレビ番組でゴキブリをペットとして飼ってる人が出ていたのを思い出した。

もしまた出てきたら、今度は叩かずにそっと押し潰して殺すことにしよう。