6月25日
気が付けば次の週末はもう7月で夏至もいつの間にかとっくに過ぎていた。
生姜や梅は漬け終わっていたが、らっきょうがまだ残っている。
梅雨はまだまだ明けないとは思うけれど、今日のうちにやっつけておくことにした。
朝一で洗濯をしてその後すぐにらっきょうに取り掛かることもできたが、ちょっと一壺作ってみようと壺作りを始めてしまった。
まだまだ下手くそだけど楽しい時期でもあり、午前中ずっと壺を作っていた。
昼にキャベツのペペロンチーノを食べしばらくぼーっとした後、そろそろやらねばとらっきょうに向き合った。
そこまで気合を入れないと出来ない作業ではなく、ただ洗って頭と尻尾を切り落とし塩を振って多少の水と一緒に漬けておくだけで今日の作業は終わり。
それを数日後に酢と砂糖を混ぜたものにさらに漬けるのだ。
あとはいつものごとく寝ていればいつの間にか出来上がりとなる。
簡単なものだった。
昔はらっきょうなんて好きでもなんでもなかった。
カレーには福神漬けの方がよかった。
それがある時、実家で母親が気まぐれに作ったらっきょう漬けを食べて、おっとこれはおいしいなと感じてかららっきょうが好きになった。
手作りらっきょう漬けは余計な味が付いておらず、妙に甘すぎることもなく夏の暑い日に食べると、酸味と食感が最高だった。
そしてらっきょうが盛り付けられている姿も絶妙に愛らしい。
The Washington Post
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らっきょうの酢漬けをシャキシャキ食べながら冷たい日本酒を飲む。
もうこの想像でお酒が飲めそうだった。
そうか、陶芸の腕が上がりいつからっきょうの似合うお皿も作れたら最高の夏になるな。