強訳 -強引な翻訳-

英字新聞の見出しを一つ翻訳する日記

7月14日

昨年の秋ぐらいから珈琲豆を生豆で購入している。

理由は自分で焙煎するのが面白いことや、少しずつ焙煎してそのつど使う方がおいしい気がするとかいろいろあるけれど、焙煎された豆よりも生豆の方が安いということが大きな理由の一つだった。
まぁ、要するにいろいろ飲んでみるけど違いのわからない人間ということで、昔あった珈琲のCM風に言えばなにも「知らない」のだ。
その珈琲の生豆も少し前に使い切ってしまっていて、「知らない」人間でも珈琲がないと人生が少し味気なく感じるところもあり、久しぶりに珈琲豆を買いに行った。

店ではちょうど珈琲豆のセールが催されており、いつもより値引きされて売られていた。
ほとんどの豆が安くなっていたのだが、生豆だけはセールの対象外らしくどれも値引きされていなかった。
いろいろな豆を見ているとそのうちのいくつかが生豆よりも安くなっていた。
そこでせっかくなのでその安くなっている豆の中から、そのお店のオリジナルダークブレンドという豆を選んで購入することにした。
オリジナルとかダークとかブレンドとかそういうよさげな単語が3つも並んでいるということはそれだけお得な豆ということだ。

レジでオリジナルダークブレンドの珈琲豆を200gください、と店員に注文した。
「粉ですか?」と聞かれたので、豆のままでと返事をした。
お金を出すと「珈琲スタンプカードはお持ちですか?」と聞かれた。
この店で何度か珈琲豆を買っているのだがスタンプカードのことを聞かれたのは今回が初めてだった。
持ってないです、と答えると「お作りしますか?」と聞かれたので、きま、じゃなくて、なままめにも使えますか?と逆に質問を返した。
「すみません、それは無理なんです」と言われたので、あぁ、じゃあ結構です、と断りオリジナルダークブレンドを受け取って店を出た。

The Wall Street Journal
Hollywood actors union join writers on strike
ハリウッドの俳優組合が脚本家のストライキに参加

帰り道にしくじったなぁと反省をした。
昨年あの店で初めて珈琲の生豆を買ったとき、きまめくださいと言って「はい、なままめですね」とやさしく諭されたのだ。
その帰り道何度も小さな声で練習したはずだったのに。
また間違えないように今日も小さく口に出して三回繰り返した。

なままめなまごめなまたまご。