強訳 -強引な翻訳-

英字新聞の見出しを一つ翻訳する日記

8月12日

夏はなぜこんなにも目覚めがいいのだろうな。

とくにやることもないからずっと寝ていたらいいのに6時過ぎるとパッと目が覚める。
これが冬なら何度寝でもしているはずだ。
目が冴えてしまっているからとりあえず起きた。
外は青空が見えていて今週も土曜恒例のランニングはできそうだった。
そうか、今思えば朝一で走るということもできたのか。

とりあえず日課のバジルに水をやり、やかんの麦茶をペットボトルに入れ替え、そして英語のニュースの一面をノートに書きとって英訳した。
昨日とほとんど同じ行動をしていてつくづく発展がない。
一応今日は走る予定が入っているから、そのためのというかその後のための昼ご飯の準備も早めに取り掛かった。
早めに取り掛かるのには理由があって、先日の窯づくりのところにいたシェフからスパゲティーのコツをいくつか聞いていて、その一つが乾麺を茹でる前に2時間ほど水に浸しておくということだった。
トマトを湯剥きしてにんにくのみじん切りと共にオリーブオイルと混ぜて冷蔵庫に冷やし、次いで乾燥したスパゲティーを150gほど水に浸して用意した。
それだけ済ますとまだまだ昼まで時間があったから粘土を少し触り正午になったところで走りに出た。

今日は38度近くあったけれど他に走っている人もいて三人のランナーとすれ違った。
そのうちの一人は小学生ぐらいの子どもだった。
日差しは強いけれどたしかに走りたくなるような気持ちいい天気で、いつもより距離を1㎞ほど伸ばして走った。

調子に乗って走ったら少し足の付け根のお尻の部分に違和感が出てしまった。
そういう調子に乗りやすいのは相変わらずだ。
ペースを緩めて様子を見ながらなんとか無事傷めずに走り切ることができた。

The New York Times
With naming of special counsel, Hunter Biden inquiry enters new stage
特別検察官の指名により、ハンター・バイデンの捜査は新たな段階に突入

ランニングを終え部屋に戻ると冷たいシャワーを浴びた。
体を拭きスパゲティーを茹でるためのお湯を沸かす。
2時間ほど水に浸してあるので茹でるのは2分ほどでいいらしい。
ベランダのバジルの葉を4枚ほど摘んで冷やしてあるトマトに塩胡椒をし一緒に混ぜる。
マグロのオイル漬けも適当な分量をほぐしてトマトに混ぜる。
この時点でとてもいい香りがしていた。
麺を湯がいて氷水で締め水をよく切ってトマトなどとよく混ぜ合わせたら出来上がりだ。
さっそくツルっといただくと、おぉ、麺がもちもちしている。
氷水で締めても硬くなっていなかった。
これはおいしい。
完熟トマトの甘味ににんにくの香り、マグロのオイル漬けの塩味や胡椒バジルの風味が爽やかで、そこに麺のもちもち感が加わりこの暑い昼間の食事としてはベストなモノに仕上がった。
しかも原価として100円ちょっとくらいでこのクオリティーになるとは。

お腹も満足して走った後の心地よい疲労感で少し眠気が訪れた。
布団に横になり目を瞑るとすぐにウトウトした。
ほっぺたに網戸越しのゆるい風を感じた。

あぁ、夏だ。