強訳 -強引な翻訳-

英字新聞の見出しを一つ翻訳する日記

7月31日

朝方に目を覚ました。

外はまだ暗くなんとなく午前4時前くらいだと感覚的にそう思った。
しばらく天井を見てボーっとしていると急激に空腹を覚えた。
昨晩あんなに食べて十分に満足したはずだったのに。
というか昨日というとずいぶん前に感じられるけど、たったの数時間前だ。
なんで前日に腹一杯おいしいものを食べた翌日はこんなに空腹を覚えるのだろうか。
少し理不尽な気がした。
人間の体は基本的にわがままなドラ息子みたいなところがある。
人間が体を気遣ってちょっと甘い顔をすると、すぐに甘えてくるのだ。
たくさん食べたら、次もたくさん食べてもらえると思っているし、暑いときに涼しくするとそれに慣れきってしまう。
寒いときは厚着をすると寒さに弱くなるし、体を休めて運動をしなければすぐに動けなくなる。
とんでもない怠け者だ。
それとは逆に少し厳しくすると、あぁ、こいつはやさしくしてくれないんだなと自己防衛してそれに耐えるために強くなるのだ。
体はそういう調子のいい奴だった。

The New York Times
In California, a crucial test in how to address homelessness
カリフォルニア州ではホームレスの対処の仕方が重要な試練になっている

とりあえずトトチャブで空腹を紛らわした。
そのまま布団に仰向けになる。
窓からヒンヤリとした風が入ってきた。
一日のうちでこの時分が一番涼しく気持ちのいい時間帯で、さらにとても静かでお気に入りの時間でもあった。
しばらく目を閉じて風を感じていた。
新聞配りと思われるバイクが側溝の蓋の上を走るゴトゴトという音が聞こえる。
もうこんな時間に動いている人がいるのだな。

そんなことを思っているうちにいつの間にかまた眠りについていた。