強訳 -強引な翻訳-

英字新聞の見出しを一つ翻訳する日記

8月18日

晩御飯に味噌汁を作ろうとしたらタッパーに入れていた味噌が残り少なくなっていた。

そういえば前回味噌を仕込んでからちょうど二か月経っている。
味噌を取り出すついでに様子をみがてら天地返しをしようと壺を2つ取り出した。

最初に冬に仕込んだ方を見るとだいぶ味噌の色が濃くなってきていていい感じに醗酵しているのが見て取れた。
タッパーに一杯取り出すと残りはタッパーにもう二杯取れるかどうかになった。
次に6月にオンギに仕込んだ方を取り出すとちょっといつもと違う匂いがする。
醗酵したフルーツみたいな香りだ。
蓋を開けてみると中に水分が溢れている。
いつもなら茶色い溜まり醤油みたいな濃い液体なのだが、今日のはもっと色の薄い液体がヒタヒタに溜まっていた。
これは失敗かと思いつつ一応液体をキッチンペーパーを何枚も使って吸い取った。
そして作った者の責任と思い味噌を一口ペロッと舐めてみた。
うーん、まぁ一応味噌っぽい味もする。
でもなんかダメっぽい感じもする。
捨てるのはいつでもできるので今日のところはもうちょっと寝かして様子を見ることにしよう。

ちょっとショックだった。
味噌を簡単に考えすぎていたかもしれない。
やっぱり味噌は寒い時期に仕込むほうが間違いないのか。

The Washington Post
U.S. intelligence says Ukraine won't meet offensive's key goal
ウクライナは攻撃の重要な目的を果たせないだろうと米国の有識者は語る

なんとか味噌汁も作って晩御飯を食べたあとコピーをしに行くためコンビニに出掛けた。

外へ出るとどこからか花火の煙の匂いが漂っていて少し懐かしい気持ちになった。
隣りのアパートを通りかかると駐車場にエンジンの掛かりっぱなしの車が停めてあった。
エンジンの音に気が付いて車の方を見たが暗くて中に人がいるのかはわからなかった。
コンビニの前の信号に着くと、先にスーパーのカートを前に置いたじいさんがいた。
じいさんの横に並んで信号が変わるのを待った。
青になったので横断歩道を渡ろうと前に進んだのだが、じいさんは前に行こうとしなかった。
不思議に思って振り返ったのだが、じいさんは片手をカートに反対の手を信号機の付いた電柱に置いて進もうとする様子がなかった。
信号を渡り切ってもう一度振り返ったが彼はまだその場に留まっていた。

コンビニに辿り着くと駐車場にはたくさんの車が止まっていた。
夏の夜のコンビニはいつ行っても人が多い気がする。
中に入りコピーをして外に出た。
すぐの信号を渡るとじいさんは相変わらずそこにいた。
横を通り過ぎるとじいさんはまだまだここにいるぞという雰囲気を出していた。
よく見るとカートの籠を乗せるところに赤色の三角コーンを乗せていた。
彼も誰かのマイルストーンになっているようだった。

アパートの近くまで来ると先ほどの車はまだエンジンが掛かっている。
自分の目が暗闇になれたのか中に男女の二人組が楽しそうに話しているのが見えた。
駐車場の車の中で話すこのタイミングが世界で一番楽しいようだった。

アパートの玄関を開けて外廊下を歩くとひっくり返った蝉の死骸があった。
夜はすっかり涼しくなってきていて夏の終わりがそこかしこに現れてきていた。

みんな各々に残り少なくなった夏の夜を自分たちのやり方で楽しんでいた。