強訳 -強引な翻訳-

英字新聞の見出しを一つ翻訳する日記

11月19日

珈琲を淹れるときにお湯を沸かすためガスコンロのつまみを回すのだが、強火と中火の境目がよくわからない。
というか強火が強すぎて、中火が強火で、弱めの中火が中火に感じる。

珈琲を飲み、ボーっとしている。外は本日もいい天気だ。
窓を全開にすると心地いい風が吹き込んでくる。
その風を受けていると久しぶりに走るか、そんな気分になった。

以前は頻繁に走っていたのだけれど、夏の終わりに体を壊してからは走らない方の日常を過ごしていた。
それでも今日はあまりにも暖かく久しぶりに体を動かしたくなったのだった。

ジャージに着替えて外に出ると歩道には落ち葉が溢れとても華やかだった。
運動には最適な気候だけど、あまり調子に乗らないようにほどほどに、とゆっくり走り出した。
走っていると道の向こうから5人の高校生くらいの男子が集団で歩いてきた。
ザクッザクッと枯葉を踏みしめながらヒーロー映画みたいに5人は横一列に歩いた。
男子5人の横一列はたしかに迫力ある。やっぱりヒーローはこうでなくては。
遠くから救急車のサイレンの音がした。サイレンの音はどんどん近づいてきた。
その音をバックに笑顔で飛び跳ねるように歩く5人は、いつの間にか医学部生の日常を描いたドラマの雰囲気になっていた。
ちなみに彼らが医学部生かそれとも高校生なのかは知らないし、ヒーローなのかもわからない。
救急車は、まるでなるべく長く彼らの横で演奏するためかのように、他の車が避ける素振りがない中でなかなか進めずに、ゆっくり走っていた。
こちらも5人の横の隙間をなんとかすり抜けてゆっくり走った。
15分走っては5分歩く、それを3セット1時間、体を動かした。
走り終えた頃には17時を少し回っていて、あたりが暗くなってきたので家に戻った。

Financial Times
Climate summit at risk of deadlock
(気候サミットは手詰まりの危機にある)

やっぱり運動をすると体だけでなく、気持ちもスッキリする。
以前は走ることなんて、特別に何も思わなかったけど、こうしてゆっくりでも走れるようになってよかった。

どうやらしばらくまだ暖かそうなので、そのうちにまた走りにいこうと思う。